ゴミの生活(四代目)

最近はアマプラをdigってます

『シークレット・ミッション』

北朝鮮のエリートスパイが韓国の下町に潜入して、いつか下されるはずの命令を待つ。待っている間に、すっかり街に溶け込んでいく。スパイのエリート性を隠すために、愚鈍なマヌケを演じているのだが、実はバリバリのスーパースパイなので、アクション・格闘が始まると、それまでと違う表情を見せる。韓国映画における北朝鮮の兵士やスパイ像ってすごく気になる。ストイックな生き方。国家という理不尽なものに潰されそうになる個人の葛藤。あとイケメン(そりゃあ韓国のイケメン俳優だもんな)。この辺のギャップが萌える(燃える)ところなのだろう。前半のコメディと後半のシリアスアクションのギャップ(急展開)も、韓国映画にはよくある流れ。韓国映画は「コメディ」「シリアス」「戦争」「アクション」「 SF」といったざっくりしたくくりはあるものの、その中身は多様で、シリアスなものがずっとシリアス、というわけでもないしコメディとして始まったものが大縁談を迎えるわけでもない。このプロットの雑多さを好きか・馴染めないかが、韓国映画を楽しめるかどうかとつながる。

 

シークレット・ミッション(字幕版)

シークレット・ミッション(字幕版)

  • 発売日: 2016/02/04
  • メディア: Prime Video