ゴミの生活(四代目)

最近はアマプラをdigってます

『エイリアン4』

ゲオレンタル。1997年。個人的には隠れた名作だと思っている『エイリアン4』。だれかが以前、どこかで書いていたのを覚えているが、監督のジャン=ピエール・ジュネは、『アメリ』を2001年に取っていて、『アメリ』のモチーフのいくつかは『エイリアン4』にすでにみられる、とのこと。じゃあそのモチーフ何かというと、『アメリ』を見たのが20年ぐらい前なので(公開された直後)、ほとんど『アメリ』の内容を覚えていないから、まあ、次回『アメリ』を見たときに書くことにする。で、『エイリアン4』である。『3』でクリーンもろとも溶鉱炉に落ち、死んだはずのリプリーが、保存されていた血液サンプルからクローン再生される。クローン再生されたリプリーの体内にはエイリアンもいる状態で、軍の研究者たちはそのエイリアンを取り出すのが目的。宇宙にある軍の研究施設に、エイリアンを寄生させるために鹵獲したコールドスリープ中の人間を運び込む海賊船ベティ号。エイリアンは予定通りに人間の体内を食い破り成長するが、研究者たちが考えていたようには「調教」できず、ケージから脱走。ベティ号の面々はリプリーや、銃で脅して同行させた研究者と軍人と一緒に、脱出するためにベティ号をめざす。

見どころは、エイリアンと遺伝子的に融合したリプリーリプリーと遺伝子的に融合したエイリアン・クイーン。クイーンが子宮で産む人間的なエイリアン・ニューボーン。水中を泳ぐゼノモーフ(成体エイリアン)。良心的アンドロイド。あと、とにかく全体的にゴア描写(出血、どろどろ)が多い。ゴア系がダメな人はダメかも。『エイリアン1』はとにかく露出が少なく、少ないからの恐怖が味だった。『2』も実はあんまりそんなに多くない。特に最初の戦闘シーンは、何がなんだかわからない。でもこれは批判ではなく良い演出。『3』『4』は映画の技法(CGやVFX、この違いがいまいち自分にはわからん)が発達してきたので、見せるようになってきたが、「見れる」かどうかはまた別の話である。

『4』が名作だと思うのは、人間的なエイリアン、エイリアン的な人間、さらには人間的なアンドロイドが登場しているから。これに尽きる。あとウィノナ・ライダーがむちゃくちゃかっこいい。

 

エイリアン4 (字幕版)

エイリアン4 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video