ゴミの生活(四代目)

最近はアマプラをdigってます

『遊星からの物体X ファーストコンタクト』

 1982年のカーペンター傑作映画『遊星からの物体X』(原題はThe Thingで、これから邦題をつけた人はすごいと思う)のリメイク。と思って見ていたら、前日譚だった。ホラー映画の古典的傑作をリメイクするトレンドがあるので、これもその波に入っているものかと思っていたが、最後に単なるリメイクじゃないと知って驚き、かつ面白くなった。そりゃあ前作の衝撃は超えられないのは確かだけれど、CGなりのクリーチャー感や2体融合もあり、「口を開けろ!」という検査方法が、もちろん直接的にはエイリアンがのっとった体をパクっと開けて出てくるシーンを観客に連想させつつ、物語上の伏線にもなっていて、よくできている。前半はとにかく「エイリアンが人間を模倣するのだ!」と登場人物たちに説得的に語りかけるために、持っていきかたが早いが、これもまあ仕方がない。描きたいのは疑心暗鬼のほうだから。この辺はリメイク/続編の辛いところ。前作のアレとかコレとかにきれいに接続してるので、順番としては本作は後に見た方がよい。ちなみに両方ともAmazon Primeに入っている。

遊星からの物体X ファーストコンタクト(字幕版)

遊星からの物体X ファーストコンタクト(字幕版)

  • 発売日: 2017/12/28
  • メディア: Prime Video