ゴミの生活(四代目)

最近はアマプラをdigってます

『工作 黒金星と呼ばれた男』

 アマプラ。期間限定100円セール。クッソいい映画だ。久しぶりの韓国映画で個人的ヒット。95年ごろの北朝鮮の核開発疑惑を確かめるために、韓国諜報部(国家企画部)は、なんとかスパイを送り込みたい。そのために、北で事業をやりたいビジネスマンを装った工作員を、まずは北京に派遣、そこにいる北朝鮮高官と接触させることから始める。外貨獲得部署もあれば、保安部もあり、当然ながら北も一枚岩ではない。頭頂に尾行、自白剤とスパイアイテムのオンパレード。物語の見せ場は、金正日と南スパイが対面するところだろう。怪演! それに犬! ほんとうなのかどうなのかわからないが、とにかく本当っぽい。犬は、まあ、韓国映画のコメディ要素と思っておこう(ただし絶対に笑ってはいけない!)。独裁政権で飢えに苦しむ北朝鮮国民。しかし、南の諜報機関も大統領選の結果によっては自分たちの部署がなくなるかもという危機感で、北を利用と目論む。結局「祖国のため・民族のため」というときの、祖国はどこで、民族はなんなのか。主人公は南のスパイだとして、そのバディは誰なのか? というのが一つのテーマなのだろう。エンディングかっこいい!