『ターミネーター4』
3の続編で、評判があまりよくなく、なかったことにされがちな本作。でも、じっくり見て、シリーズの歴史の中に当てはめてみると、それなりに楽しめるし、見どころも多いのではないか、と個人的に思っている。スカイネットが支配する未来世界だけ(厳密にいうと、冒頭のほんのわずかは現在パートだが)描き、主人公をジョン・コナーにしているのが特徴。謎の男マーカス・ライトは道中、こちらも若い頃のカイル・リースと遭遇。マーカスは何者なのか? 今回登場する敵ターミネーターはどんあのか? シリーズ通じて、敵/味方のターミネーター造形が面白さの一つである。まさかのシュワルツネッガー? 私が本作を気に入っているのは、「その視点で描くという発想はなかった!」と思ったから。