『残酷で異常』
アマプラ。妻を殺した男が、自分の罪を認めて、罰を受けるまで。不思議な部屋に連れていかれ、自殺・他殺で生前人を殺したものたちが、自分の罪を告白し、受け入れる自助（？）グループに参加。主人公の英語教師は、アジア系の子連れの妻と結婚する。妻は経済的に管理し、連れ子はそんな男は母親目当てだと勘づき、心を開かない。男の弟は、急に妻に近づいているように思え、男はついに妻に手をかける。それは偶然なのか、それとも故意なのか？ ループといってもかけた記憶を思い出していく感じ。また、別の視点人物の中にも入り、自分を本当に客観視する機会ともなる。後半は、どうやってこの罪－罰のループから逃れられるのかに話が向かっていき、正直、物語内の整合性はとれていないが、カタルシスを生み出そうとしているのはわかる。それにしても、この教師はけっこうひどい。
