ゴミの生活(四代目)

最近はアマプラをdigってます

『母なる証明』

ポン・ジュノ監督でアマプラをディグっていたら出てきた。2009年。知的障害をもつ息子(ウォンビン)トジュンが、女子高生殺害の容疑で逮捕される。息子の無実を信じる母は、ありよあらゆる手を使って真犯人を見つけようとする。知り合いの刑事や、有名な弁護士を頼ってみては無下にされ、息子の悪友が怪しいと証拠を見つけようと思えば勝手に「家宅捜索」すらする。とにかく息子を思う母親の行動力のすごさ=やばさに、前半は圧倒される。物語=操作が進むにつれ、彼女の確信はますます深まっていく。が、最後に彼女がたどり着いたのは、衝撃の事実であった。母親も驚くのだが、観客もまた驚く。壮大な叙述トリックともいえそうなしかけに気づくのだ。一度見ただけでは、む? かもしれないが、振り返ってみれば見るほど実に「怖い」映画である。見どころは母の執念である。やはり韓国映画、実に情(いろいろな感情)が深い。

 

母なる証明(字幕版)

母なる証明(字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video