『ミッドサマー』
見たくて見たくてしょうがないので500円レンタル配信した。（アマプラ会員なのでプライムで面白い作品をディグるのが趣味なので、有料レンタルはどこか負けてしまった感じがすれる…が有料作品はやはり優良）
明るいホラー。恐怖は闇と共にやってくる、という定説＝お約束をことごとくひっくり返す。食人部族っていう単語だけは前情報で入ってきたが、この程度の情報であれば本作の恐怖を減ずることにはならない。冒頭のトラウマシーンから不穏以外のなにものでもなく、そのトラウマを克服するかのような白夜のフィンランドとの対比、明るさ＝空・白い服・人々の表情が、どこまでも表層的なまま、恐ろしい展開が続いていく。恋人への不信と、ドラッグと、共同体の女たちとのダンスと、ごちゃごちゃになって主人公のダニーも変化していく。恐怖を恐怖たらしめるのは単なる習慣・文化なのだろうか？
