『アバウト・タイム』
アマプラ。自分の記憶内であれば過去に戻ることができるタイムトラベル能力があることを21歳になって、父親から教えられるティム。一家の男だけが持つことができる力。父親は過去に戻って読書に費やしたと言う。ティムは、恋人を作ろうととりあえずその年の夏に戻ってみるが…。タイムトラベルとあるががっつりSFなわけではなく、「あの時、こうしていたら」という仮定法過去完了的な発想。ややこしいタイムパラドックスは生じないのだが、いくつかの条件はあって、そのためタイムトラベルがあるからといってすべての問題が解決できるわけではない。基本的に、みんないい人で安心してみていられる。個人的には父親と妹キット・カットが良い。主人公の話というより、みんなの話。過去をやり直すという話というより、今を大事にする話。なんとなく見始めたら、最後まで見ていた。