『シライサン』
ホラー。監督・脚本は安達寛高。と聞くと、「？」となるが、乙一の別名義。異様に目の大きい女が追いかけてくる。その女の名前はシライサンという。と、いう内容の怪談話を聞くと、聞いたもののところへシライサンがやってくる。呪い殺され、脳出血という病名はつくが、眼球も破裂し、明らかに異常死。友達が目の前で死んでしまった女と、弟が自室で怯えながら死んでしまった男が2人で死の謎を解こうとするも、自分たちにも呪いがかけられてしまう。さて、どうするのか。けっこう怖いと思う。シライサンの設定（造形と特徴）もいいし、究極の撃退（？）方法も現代的＆斬新でいい。男女2人の関係が、緊張感のなかほっこりするシーンもあり、その辺は乙一らしさなのか。とはいえやはりホラーなので、油断はできない。（油断しなかったよ！） 主演の飯豊まりえは、綺麗な人だと思った。今後も映画に出てほしい。やたら切り返し多いのは、監督好み？ 主演の2人が初々しかった。
