ゴミの生活(四代目)

最近はアマプラをdigってます

『復活の日』

アマプラ。小松左京の同名小説の映画。スケールでかい映画を、当時にしては、かなりのスケールで撮影。南極と潜水艦も出てくる。東西冷戦の中で開発された細菌・ウィルス兵器が流出、世界中に死のパンデミックが広がる。南極の実験施設にいるものたちを除いて、人類はほぼ死滅。南極の研究員たちは、新型感染症の治療薬の開発を目指すが、そんなおり地震が発生。その地震を「敵国からの核攻撃」と誤認した自動防兵システムは、報復の核ミサイルを撃つようにプログラムされていた。感染症で一度滅びた人類を、今度は核の脅威が襲う。人類は二度滅びるのか? それを止めるために南極から潜水艦に乗ってアメリカへ向かう。繰り返すがスケールの大きさがすごい。あと、感染症という人類の歴史的課題を、冷戦構造に当てはめたのも面白い。今見れば感染症の対策がゆるすぎて、アレなのだが。新型の「かぜ」と言われているが、医者も看護師も患者も誰1人マスクしていない。感染症という自然の脅威よりも、人間(やその愚かさ)が脅威である。ちなみにこの感染症は細菌なのかウィルスなのか、ちょっとよくわからない。英語タイトルはThe Virusなんだが、セリフだけではウィルス性とは判断できず。たしかその両方の要素がある的な? (軍事的には細菌兵器というのは、かなりコスパが悪いものだ、というのはどこかで聞いた) 原作小説は本屋で『ペスト』やら何やらの感染症小説コーナーに平積みされていた。原作も名作。

 

復活の日

復活の日

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video