『キューブ』
謎の脱出ゲーム。元祖？ 『キューブ』の後に続編もたくさんでているが、見ていない。こういう「設定の勝利」的なストーリーは、何よりも最初が一番面白い（はず）。キャラクター系ホラーと似ていて、続けば続くほどコメディになる気もする。一応、続編に興味はある。
気がついたら立方体の部屋に押し込められた6人の男女。上下左右の隣の部屋には罠が仕掛けられているものもあり、進むのも命がけ。誰が、なんのために、こんな場所を用意したのか。大きな謎に答えはでない。パズルのように法則性を探ってゴールを目指す。キューブの罠よりも人間が信頼できない。各自が何らかの特技を持っていて、それを活かせばどうにかなるのではと思い至る。参加者はランダムに選ばれたのではなく、誰かの狙い通りに配置された駒なのでは？ このへんの進め方は、おそらくこの手の脱出ゲームの雛形となっていると思う。
気になるのが、撮影のしかた。むっちゃ低予算なのではないか。だってキューブ1つ（か複数）作れば、ほとんどのシーンが撮れる。いや低予算をディスっているわけではなく、ないならないなりに考えた超面白いのができたっていうことで褒めてます。
