ゴミの生活(四代目)

最近はアマプラをdigってます

『インクレディブル・ファミリー』

ディズニー+(今月から入った)。『ミスター・インクレディブル』の続編。今度はミスター・インクレディブルの家族、妻のイラスティガール、子供たちバイオレット、ダッシュ、ジャックジャックが全面に出てくる。実際、「女性の社会進出」ではないが、女性スーパーヒーロの社会進出、男性スーパーヒーローの家事育児が描かれる。ほんとは戦いたいが、イラスティガールの活躍を支えるために、できない家事育児をやり、イラスティガールが嬉しそうに仕事を報告してきた電話に、無理やりに笑顔を作って応援するミスター・インクレディブルは、すごいっちゃすごい。ジャックジャックの育児が手に負えなくなると、ヒーロスーツのデザイナー、エドナに助けてもらう、というのも重要。子育ては、無理な時は無理。自分でできないものはできない。「スーパーヒーローもの」というある種のジェンダー規範の権化みたいなものを、現代風にアップデートしていく。ピクサーらしさ。しかし、こう協力者として登場するスーパーヒーロー好きの金持ちってのは、『カーズ3』の金持ちもそうなんだけど、テンプレ的にいつものキャラ造形なんだな。財を成し、子供のまま大人になった(なることを許された)存在。子供時代に大事だったものを、大人になっても大事にし、そこにガチ課金(投資)するのを惜しまない。悪いやつではないのかもしれんが「子供」。金勘定と損得計算ができる「子供」。 

インクレディブル・ファミリー (字幕版)

インクレディブル・ファミリー (字幕版)

  • 発売日: 2018/11/07
  • メディア: Prime Video