ゴミの生活(四代目)

最近はアマプラをdigってます

『サマー・オブ・84』

 84年のアメリカ。閑静な郊外。子供が突然、失踪する。主人公は、ふとした瞬間に隣人(警察官)の家に見慣れない子供の姿を見る。あれはひょっとして失踪した子供の1人では? 直感的に隣人をシリアルキラーだと考えた主人公は、仲間とともに独自の調査を始める。ゴミ箱をひっくり返し、尾行し、庭の畑を掘り起こす。シリアルキラー疑いの隣人は、それを発見し、親に伝える。不本意ながら謝罪を強いられるも、主人公はこれが最後とばかりに隣人宅に侵入するのだった。よくできたシリアルキラージュブナイルもの。スティーブン・キングの『スタンド・バイ・ミー』にシリアルキラーが出てきたら? という感じか。設定や発想はいいのだが、もはやシリアルキラーアメリカ郊外にすむ妖怪的な存在で、恐怖するために見るのではなく、生態を観察するためだったり、教訓を引き出すためだったり、あまり単純には恐怖を楽しめない。映画は楽しめたのだが。このへん、ちょっと難しい。

サマー・オブ・84(字幕版)

サマー・オブ・84(字幕版)

  • 発売日: 2019/11/20
  • メディア: Prime Video