ゴミの生活(四代目)

最近はアマプラをdigってます

『ドニー・ダーコ』

寝ている時は夢遊病で、起きている時も問題行動を起こす男子高校生ドニー。ある晩も自室をでて外で寝ていたら、自宅には上空から落ちてきた飛行機のエンジンが直撃。もし部屋にいたら間違いなく死んでいた。運良く命拾いした彼は、しかし日常生活でも夢遊病的に振る舞い、彼にだけ見えるオバケのウサギの仮面をつけた親友と頻繁に話すようになる。世界が終わる日として繰り返し語られる日付。カウントダウンは何を意味するのか。

一応SF的な読みも誘発できるようなタイムトラベル理論が作中に登場しているが、最初のシーンで実は死んでしまったドニーが、その後の「ある悲劇」を回避するために、怨念的な存在として生きていたと考えるのもあり。暁美ほむらというかブチャラティというか。これもまた青春の苦しみを描いた映画であり、その描き方が恐ろしくそしてなんとも切ない。

 

ドニー・ダーコ(字幕版)

ドニー・ダーコ(字幕版)

  • メディア: Prime Video